うすぼんやり日記
ZABADAK吉良知彦のブログです。
お詫びと訂正
このテキストご購入の皆様へ
NHK出版から訂正のお知らせが有りました。
ZABADAK「いのちの記憶」はBでなくてA !
僕はB型ですが今回はAです。
https://www.nhk-book.co.jp/home_files/info/2013/owabi_06.html
僕らの文章の他素晴らしいクレイアニメーションを作って下さった潮永光生さんのコメント、制作風景なども載っております。
そしてもちろん楽譜!
番組で放送される部分以外も含めてのフルバージョンで載せていただきました。
ピアノ用アレンジが施されておりますので腕に覚えの有る方はオンエア前に曲の全貌を知ってしまうのも一興かと。
更に、再放送枠で深町純さんの「あの雲に乗ろう」が収録されております。
1973年発表の曲で中2の僕が大好きな曲でした。
この曲で深町さんのお名前を知り、その8年後に初共演するという信じられない体験をしました。
深町さんとの共演はその時の一回きりしたが逝去なさるまでに何度かお会いする機会もあり、僕にとって忘れられない曲のひとつです。
そういう楽曲と同じテキストに自分たちの音楽が掲載されることの幸運をいまさらながら噛み締めております。
ZABADAKの「いのちの記憶」オンエアは4月からです、どうぞお楽しみに!
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2013/03/29(金) 20:37:04
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ZABADAK
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プログレナイト
今年もやります!!!
さらに鬼度を高めて!
2013/03/26(火) 01:13:04
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ZABADAK
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みんなのうた4、5月号発売中
きのう18日に発売になりました。
僕らの文章の他素晴らしいクレイアニメーションを作って下さった潮永光生さんのコメント、制作風景なども載っております。
そしてもちろん楽譜!
番組で放送される部分以外も含めてのフルバージョンで載せていただきました。
ピアノ用アレンジが施されておりますので腕に覚えの有る方はオンエア前に曲の全貌を知ってしまうのも一興かと。
更に、再放送枠で深町純さんの「あの雲に乗ろう」が収録されております。
1973年発表の曲で中2の僕が大好きな曲でした。
この曲で深町さんのお名前を知り、その8年後に初共演するという信じられない体験をしました。
深町さんとの共演はその時の一回きりしたが逝去なさるまでに何度かお会いする機会もあり、僕にとって忘れられない曲のひとつです。
そういう楽曲と同じテキストに自分たちの音楽が掲載されることの幸運をいまさらながら噛み締めております。
ZABADAKの「いのちの記憶」オンエアは4月からです、どうぞお楽しみに!
2013/03/19(火) 03:42:34
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今日の夢のこと
目が覚めると電車のなかだった。
学校に向かう途中目の前の席が空き、思いがけない幸運に感謝しながら僕は気持ちよく眠っていたんだった。
目の前に女の人が立っていて
「起きた?」
と声をかけられた。
・・・誰だっけ
同級生だっけ、えらくかわいいけど。
「今夜のエンカイ女子一人増えたからホジュウよろしくね、うふふ」
と言われた。
・・・エンカイ?・・・ホジュウ?
とりあえず了解した、というような感じで僕はうなずいた。
「おっけー」親指と人差し指で丸を作ってほっぺたにくっつけている。
おっけーらしい。
降りる駅に着いたので僕は席を立った。
「じゃね、あとでね、うふふ」
僕と入れ替わりに座り、胸の前で両手を小刻みに振る彼女は同級生じゃないのか。
まだこの先まで乗って行くようだ。
駅を出ていつものように見慣れた景色を歩き始める。
そうしてるつもりだった。
しばらく歩くと峠の茶屋のようなところで三人の同級生が待っていた。
こっちは確かに同級生なのだが、
「おはよう、おれはタコマだ。こいつはイナワ、こっちがコザスだ。」
と背の高い無精髭のうっすら生えたはえたカッコいい男が言った。
イナワは平たい顔の細い目の男でコザスと紹介されたのは小太りの臆病そうなやつだった。
みんな初めて見る顔だ。
僕は少々戸惑いながらしかたなくとりあえず「おはよう」とあいさつをする。
「いや、いいんだ。初めましてなんだ。これはイナワが見てる夢なんだ。おれもさっき知ったばかりだ。よろしく」
タコマが答える。
「そういうわけらしいんだ。僕が寝てる間だけだけど、よろしくね」
イナワが握手を求めてきた。
笑うとほとんど目がなくなる。
コザスの方を見ると
「夢だと初めてでも始めから仲良しだから良いね」
とすこしはずかしそうに言った。
そういえば初めてなのになんだか僕たちは出会ってひと月経ったくらいには打ち解けている。
しばらく水煙草を吸ったりチャイを飲んだりしながら談笑した。
「さ、でかけるか」
タコマのひとことで皆腰を上げた。
でかけるらしい。学校に、ではなく他の場所へ。
南に向かって坂を降りて行く。
坂を降りたところに大きな川が見えてきた。
多摩川ほどの広さがあり大雨の時の多摩川のように水量が多い。
立派な川だ。
土手に堤防のようにブロック塀が作られていて人ひとり通り抜けられるほどの穴があいている。
ブロック塀は右にも左にも永遠に続いていて穴を抜けないと川には出られない。
「さあ、いこう」イナワが先頭で穴に入って行った。
大脱走のマーチに似てるけどすこし違う音階の元気のいい曲を歌いながら。
小太りのコザスがやはり不思議な音階の元気な曲を歌いながら続く。
次が僕だ。
暗くて肩幅ギリギリくらいの直径しか無い狭い穴だったので躊躇したがコザスのかかとをたよりに這い進んで行った。
後ろからはタコマが僕のかかとを勇気付けるように押してくれる。
僕も慣れない音階の知らない曲を歌いながらなんとか穴の外に出た。
一面に膝丈ほどの草が生えている。
小さな水玉がそこかしこに付いている。朝露の名残だろうか。
ところどころにカボチャよりは扁平な、でもカボチャのような実が成っている。
そして10mほど先に川が流れている。
近くで見るとおっかないほどの奔流だ。
その流れの中程に一艘の小船が出て漁のようなことをしている。
二人で船尾から大きな網を出しもうひとりがそれを強力なライトで照らしている。
ライト?昼間なのに。
そういえば昼間のはずなのになぜかあまり明るくなくって景色が少し銀色にうす暗い。
「こらあ!」
いきなりイナワが叫んだ。
近くにあったカボチャのような実を手にすると思いっきり船に向かって投げた。
だいぶ手前で落ちたので船のひとは気づかない。
タコマも「おりゃあ!」と叫びながら同じようにするがやっぱり届かない。
しばらくふたりでがんばってたけど「ほら・・・、やっぱりおまえでないと」
と少し息切れしたイナワに言われた。
僕がどうもこういうことは得意らしい。
手近なカボチャをもぎり取ると投げ心地の良さそうな面を選び、助走をつけた。
ハンマー投げの要領で横投げするとカボチャはグングン飛んで行き船の舳先に命中した。
船は激しく振動してオトコたちは動揺した。
ひとりが大きく両手を振って大きな声で叫ぶ
「わーった!わーった!いまやめっからよーっ」
川の流れにかき消されて聞き取るのがやっとだ。
ライトを照らしてたオトコが昔の船の櫓のような道具で川に流した網ごと船をあやつって岸に近づいてくる。
「いやーすまんすまん、気がつかなかったよ。気がついてりゃとっくにやめてたんだけど・・・」
岸に上がり、あやまっているこのオトコは何に気がつかなかったんだろう。
「見ろよ、もうこんなに欠けてんだろう!」
イナワがすごい剣幕で指差す方向を見ると、うわ!太陽が三日月のように細くなっている。
「いそいで、いそいで、ほら僕らも手伝うから」
コザスがオトコたちをせかしている。
岸に着けた船から川の中の網をみんなでたぐりよせる。
いつか家族で行った旅館のサービスかなんかでやった体験漁のようだが、ここは流れがあるからずっとたいへんだ。
「せーの、おいしょー!」全員でチカラを合わせると少しずつ網が上がってくる。
やがでびちびち跳ねながらごちゃごちゃとかたまった本日のエモノたちが見えてきた。
ほとんどがのたうつ巨大なドジョウのような魚の中に金色に光る鋭い感じのが混ざっていた。
オトコたちは鋭い感じの魚の角を持って一気に引き上げると水槽の中に丁寧に放した。
60センチほどの胴体に同じくらいの長さの角の生えたカジキのような魚だ。
ヘラクレスオオカジキとでも名付けよう。
8匹ほどのヘラクレスオオカジキを水槽に入れると、残りのヌタヌタのたうっているドジョウ的な魚の群れをイッセーノセ!で別の水槽に放り込んだ。粘液がどろどろと後を追う。
随分と乱暴だ。
「こいつらはあっちの、ほら、餌だからよ」
年長らしい一人が訊いてもいないのに答えた。
「じゃあよ、ひきあげっから、きょうんとこは、な、」
とかなんとかイナワにこびるような口調で言いながら何か小さな石を渡している。
たぶん賄賂なのだろう。
大急ぎで支度して魚の入った水槽を積んだトラックに乗りこんでオトコたちは出発しようとしていた。
あたりに脱ぎ散らした服が放ったらかしになっている。
見るとタバコや財布なども一緒にころがっている。
「わすれものだよ!」と僕は声を掛けるがオトコたちは
「いいんだ!もっていっちまってくれ!」
と言うとワタワタとエンジンをかけひどく慌てた様子でパタパタと行ってしまった。
「さ、おれらもいそぐぜ」
イナワが言うと急いで来た穴に戻って行く。
太陽がさらに細くなりあたりが銀色に暗くなって来た。
イナワが穴に入り、少し青ざめたコザスがあとに続く。
「おまえ、先に行け」
タコマがうながしたので僕がその後に穴に入った。
なんだか入って来た時よりせまい。
歌は今度は無い。そんな余裕が無い雰囲気。
イナワは向こう側に出たようだ。
小太りのコザスがなかなか進まない。
かかとを押してやるんだが「あれ、ちょっと待って」とか言いながらなかなか進まない。
肩の辺りに圧力を感じた。
どうも穴が小さくなり始めてるらしい。
やばいぞ。はやく行かないと詰まっちゃうぞおれら。
コザスのかかとを強く押す。
動かない。「うう、痛い・・・」
なんだなんだ、コザスがうめき始めてる。
僕の肩もどんどん押され始めてる。
無理だ!抜けられない。
「ダメだ!進めないよ」
と後ろのタコマに声を掛けると
「よし、じゃあ戻れ!こっちから引っ張るからな!」
と力強い両手で僕のかかとを引っ張った。
ズルズルズルと僕は後ろに引っ張られる。
肩がじゃまだ。肩幅が壁にひっかかって戻れない。
そこで両手を前に大きく突き出して水泳の飛び込みのような格好にした。
ズルズルズル、必死で引っ張るタコマ、必死でカラダを細くする僕。
なんとか、やっと腰が出てあとは手のひらで壁を押し出すような感じで後ずさっていった。
スポンと肩が抜け僕は穴から抜けることができた。
「コザスは!」
タコマが聞く。
「どうだろう、こっちへは無理だ。向こう側に出られれば」
穴の奥でうめき声が続いていた。
「あきらめんじゃねえ!そうだ蹴るんだ、壁をけるんだよ!」
コザスのうめき声の向こうから叫ぶイナワの声が聞こえる。
向こうからひっぱっているんだ。
「ばかやろー、細くすんだよ、からだをよー!」
もうコザスは言葉を話さない。
うめき声がだんだん激しくなっていく。
穴が小さくなって行く。
僕が抜け出した時よりさらに10センチは細くなっている。
うめき声が大きくなる。
穴が細くなる。
うめき声はやがて悲鳴に変わり、別の音に変わり、長く続いて、そして止んだ。
穴が閉じた。
太陽が消えて辺り一面黒い銀色に包まれていた。
2013/03/18(月) 15:24:36
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